【体験談】つわりを乗り切ろうとしたが結局仕事を休職した話

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新たな命がお腹に宿っている幸福感。それと同時に襲いかかる地獄のように苦しいつわり。

私は現在育休中ですが、妊娠中はつわりが本当に辛くて、どうにかできないかとスマホで検索しまくる検索魔になっていました。

つわりは個人差も大きく、経験した人にしか分からない辛さがありますよね。

この記事では、私が会社員として働きながらつわりをどう乗り越えた(諦めた)のか体験談と解決策を紹介していきます。

目次

私のつわり体験談

つわりの始まり

つわりが始まったのは、妊娠6週目くらいでした。

でもその頃は、なんか気持ち悪いな程度です。仕事も問題なくこなせていました。

このころは余裕があったので「これがつわりか~」と感動していたくらいです。

しかし7週目から急激に変わります。

気持ち悪い!!なんだこの異次元な気持ち悪さは!寝るとき以外、ずっと気持ち悪い!

地獄でした。

私のつわりは、食べづわり、においづわり、吐きづわりのトリプルのつわりでした。

食べづわりで何か口にしたい、と思うのですが、口に入れるとリバースしてしまう。この頃、食べれる物は、果物ゼリーとガリガリ君のみでした。それ以外を口に入れるとマーライオン状態になってしまうのです。

匂いもダメでした。私がご飯を作れない状態なので、夫が夕食をコンビニで買ってきたり、自分で料理したりしていたのですが、毎日夫のご飯の匂いでノックアウトされてました。

米の炊ける匂い、お肉が焼ける匂い、ネギなどの野菜の匂い。ほぼ全ての食材の匂いがNGでした。

何か食べたい、でも食べれない。ぐったりした私の横でお腹いっぱいになってテレビを観てる夫をうらめしく思いました。

つわりで仕事が辛すぎる

仕事もこの頃は、正直まともにこなせていませんでした。

この頃はコロナという事もあり、ほぼ在宅勤務だったのですが、まず机に長時間座れない。机に座ってパソコンを見れないんです。気持ち悪すぎて、急ぎの仕事があるにもかかわらず、ずっと机に突っ伏していました。

これではいけない!

なんとか乗り切って仕事を頑張らなくては!

そう思い、色々と検索して対策を調べ、実践します。

やったのは、パソコンの横に食べれる物を置き、常に食べる、でした。

私はゼリーは食べれたので、ゼリーをパソコンの横に置いて、常に食べながら仕事をしていました。

それで少しはマシになりましたが、完全に気持ち悪さがなくなるわけではありません。

オンライン会議の時も、明らかにテンションが低く具合の悪そうな私の声に職場の人も不審に思っていたことでしょう。

つわりが辛くても、休むわけにはいかない、人手が少ないのだから休んで迷惑をかけるわけにはいかない。当時の私はそう思い、必死につわりに耐えて仕事をしていました。

限界が来る

しかし、つわりはすぐに終わるものではありません。

しばらく耐えて仕事をしていましたが、食べ物もろくに食べれないので当然体力が落ちます。さらには終わらない吐き気との闘い。

満身創痍の私は、思いっきり仕事のペースが落ちました。今までの仕事をこなす量が10だとしたら、3くらいまで落ちました。メールもまともに返せなくなり、上司にも心配されました。

メンタルも体力も限界で、この時やっと「あ、もうダメだこりゃ」と諦めたのです。

妊娠8週目が終わる頃、上司に妊娠を打ち明けました。それと同時につわりが辛いので休みたい事も伝えました。

ついに仕事を休む

上司はなんとなく察していたのか、あまり驚きませんでした。まず有給を使って1週間ほど休みを取りました。

なぜ休職ではなく有給を使ったのか。休職の場合だと、周りにバレてしまうリスクがあると思ったからです。まだ安定期には入っていなかったので、周りにはまだ言いたくなかったんです。

ただ今思えば、上の役職者の方々や、手続きをしてくれる総務の方々が情報をばらすような事は絶対にしないので、有給ではなく休職を選んでおけば良かったなと少し後悔しています。

そして1週間後、どうなったかと言うと、、、はい、そうです。全然つわりは良くなっていませんでした。でも、つわりはまだまだ続く。有給もそこまでは残っていない。ならばもう道は一つしかありません。

病院の先生にも相談し、ついに母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらう事になりました。

このカードを会社に提出すれば、診断書を提出せずに休職ができますし手当てもでます。

休職へ。そして猛反省

妊娠9週が終わる頃。上司と相談し13週までお休みをいただく事になりました。

上司と同僚には感謝ですが、それと同時に猛反省をしました。

人手が足りないからと無理に頑張ってはいましたが、仕事のスピードがおそろしく落ち、私はものすごい量の仕事を溜めてしまっていたのです。

もっと早く私が他の人に仕事を投げていれば、まだ納期まで余裕があったのに、納期まで余裕のない状態で自分の仕事を他人に投げてしまったのです。

なんてアホなんだ私は、粘らずにさっさと上司にSOSを出せばよかった、と猛反省をしました。

少し復活して復職へ

休職している間の1カ月。仕事をせずに何をしていたか。ひたすら横になっていました。

食べれないから体力も落ち、1日ずっと寝たきりで、寝るかTV観るか携帯をいじるかの毎日。

ですが、徐々につわりも軽くなっていきました。13週くらいには、気持ち悪さも少し改善し、机に座りパソコンを開く事ができるようになりました。ただあくまで少しだけ良くなっただけで相変わらずつわりはしんどかったです。

仕事も復帰しましたが、バンバンこなすぞ!とは当然ならず。相変わらずゼリーやガリガリ君を食べながらの作業。残業どころか定時まで仕事をするのもきつかったです。

ですが、14週くらいで変化が起きました。突然「なんか、ステーキが食べたい!」と思ったのです。

匂いが気持ち悪くて行けなかったスーパーに頑張って行き牛肉を買いました。そしてドキドキしながら焼いてみたところ、肉の焼ける匂いが気持ち悪くなかったんです!

これはいける!と思い、ステーキを口にしました。食べれたんですよね。久しぶりのタンパク質でした(笑)

そこから徐々に回復していき、16週にはお米が食べれるようになりました。この時は本当に感激しました。日本人としてお米が食べれないのは本当に辛かったです。

その後順調に回復。私の場合はつわりの終わりは16週でした。

仕事をしている女性のつわりの解決方法

つまめるものを置いておく

私は休職後は会社に出社した時、少しでも気持ち悪くなったらすぐに食べれるように飴やクラッカーをデスクに置いていました。

時差出勤や在宅勤務に切り替えてもらう

職種によっては難しい場合もありますが、通勤時間をずらして満員電車に乗らないようにしたり、可能なら在宅勤務にしてもらいましょう。私も出産までほぼ在宅で仕事をさせてもらいました。

上司や身近な職場の人にサポートしてもらう

安定期に入るまでは妊娠した事を言いたくないという人も多いと思います。ですが、つわりは妊娠初期になるものです。あまり言いたくないという人はせめて直属の上司には伝えてサポートを受けた方がいいです。

私も上司に伝えた事でほぼ在宅勤務にしてもらい、仕事量も調整してもらえました。可能なら、(口の堅い)身近の同僚にも伝えてフォローしてもらえるといいですね。

夫にサポートしてもらう(それか親族、友人もしくは家事代行サービスを)

身体が辛いのに、家事をあなたがする事はありません。

あなたがつわりで頑張っている分、家事は旦那さんにやってもらいましょう。私はベッドの住人と化していたので家事は全て旦那さんにやってもらいました。

もし旦那さんがいないなら、親族や友人を頼りましょう。

迷惑がかかるから頼みづらいと思うかもしれませんが、こういうのはお互い様です。もし親族や友人が困った時があったら、今度はあなたが助けてあげればいいのです。

親族も友人も身近にいないなら、家事代行サービスを頼るのも手です。

お金は多少かかりますが、身体が辛い時に家事を誰かにやってもらうのって、本当に心身ともに楽になります。

費用が気になるなら週に1回2回とか少ない頻度でお願いしてみるのもいいかもしれませんね。

辛かったら無理せず休職する

つわりは治せないし、ガッツでなんとかなるものではありません。

私のように迷惑がかかるからと無理をしていても、通常の量をこなせなかったら後々さらに迷惑がかります。仮に通常の量を頑張ってこなしていたとしても、あなたの体調が悪化します。

このご時世、つわりを理由に休む人に嫌味を言う人は滅多にいません。いたら絶滅危惧種です。あなたがその人の嫌味に心を痛める必要はありません。

あなたが無理をして仕事を続けて、もし赤ちゃんに何かあったら取り返しがつきません。

あなたが一人抜けた穴をどうにかするのは、上司や会社の仕事です。あなたは安心して、どうか休んでください。

まとめ

以上、私が会社員として働きながらつわりをどう乗り越えた(諦めた)のか体験談と解決策を紹介しました。

つわりを経験して私が学んだ事は、

無理だと思ったら限界が来る前に迷わずお休みする事。

周りに頼りまくる事、です。

仕事をしていると、どうしても周りに迷惑がかかると思い無理をしてしまいがちですが、頑張って無理をした結果、身体を壊して赤ちゃんに何かあったら一生後悔します。

どうか自分を大切にして、周りの人に頼りまくってください。

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この記事を書いた人

ぼっちの30代会社員。

現在育休中で子育て(0歳児)奮闘中。
自分の婚活や出産、仕事などの体験談をメインに発信しています。

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